日経225先物の相場観です。
1週間、「寄付・高値・安値・終値」
まずは価格の動向から確認していきましょう。
寄付き | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 |
31630円 | 32015円 | 30635円 | 31955円 | 1380円 |
先週は、30600~31500円・上限未知数と予想しました。
月曜日において、当面の高値圏であった31600円から利益確定売りが発生して、下落していきました。火曜日において、31000円辺りで上下を繰り返していました。水曜日において、再び下落して30600円辺りまで下落していきました。
わずか、3営業日で1000円程度下落したことになります。
この時点で、当面31600円辺りが「天井」なのか?
そのような相場に見えました。
木曜日、あっさりと31000円辺りまで回復していきました。
金曜日、価格は上昇していき31500円辺りまでV字回復していきました。
その夜間セッションの時間帯において、32000円を超える場面が見られました。
日本市場はどうなっていくのか
今週、日経225先物レンジ予想。
31300~32000円辺り。※新高値更新中なので上限未知数となります。
重要な指標は、ありません。
5日間の日経平均株価の終値・25MAと乖離率
日経平均株価 | 終値ベース | 25MAの位置 | 乖離率(%) |
05/29(月) | 31233円 | 29636 | 5.3% |
05/30(火) | 31328円 | 29742 | 5.3% |
05/31(水) | 30887円 | 29835 | 3.5% |
06/01(木) | 31148円 | 29937 | 4.0% |
06/02(金) | 31524円 | 30054 | 4.8% |
国内における日本市場について
日本市場において、31600⇒30600⇒32000円辺り。この数値を見ただけでも「乱高下」している様子が伺えます。要するに、個人投資家において「売り」圧力は踏みあげられているという事。
そして、余力が残されていないので、マーケットに参加しているのが海外投資家のみの売買が繰り返されている。そうなると、「値」が軽いので動きが荒くなります。新規建玉をホールドする場合は、充分に注意が必要という事なのでしょう。
さて、今週も高値を更新する相場は継続中です。
当然、高値に到達すれば利益確定「売り」圧力は増えていきます。ただし、海外投資家はすべての建玉をなくすわけではないので、まだまだ上昇の余地はあるという事なのでしょう。
米国市場はどうなっていくのか
米国、主要指数のレンジ予想。
NYダウ平均株価、33100~34300ドル辺り。
原油価格、1バレル67~76ドル辺り。
恐怖指数、VIX13.5~22辺りが意識される。
今週、特に重要な指標は控えていません。
米国市場において、高値圏で推移しております。NYダウ平均株価は一時的に700ドル高を記録する場面も見られました。さらにナスダック総合指数、S&P500指数など。この3つの主要な指数が堅調であるという事は、さらに上昇相場は継続する可能性が高いです。
米国市場を中心としてトレードしている海外投資家は、日本市場の株式を物色しています。
為替市場はどうなっていくのか
為替ドル円のレンジ予想。
今週、138.00~141.50円辺り。
約3.5円(350pips)程度のレンジを想定。
為替市場において、直近の高安値(127円~150円辺り)。
再び、6か月ぶりとなる140円「円安」進行しています。
2日(金)において、米雇用統計の発表がありました。失業率は3.7%まで上昇したところで、ドル高・円安傾向となっております。
さて、為替ドル円においては中期的な見通しとして、上限は145円辺りと想定しています。
理由としては、日銀は、過去最大級の合計額としては2022年9月~11月の2か月間。およそ9兆円規模の為替介入を行いました。つまり、145円~150円辺りにはレジスタンス抵抗線が控えています。
日本市場はどうなっていくのか
明日、朝8時30分・通常通り早朝の相場観でお伝えします。