ほとんどの時間帯が「見送り」の時間帯になるとは?

日経225先物において、ほとんどの時間帯が「見送り」の時間帯になると思います。つまり、新規建玉を建てず、チャートを眺めていたり、取引の出来高量を調べたりしているわけです。

東京セッションの時間帯は、午前8時45分~15時15分まで、およそ6時間30分間あるわけです。その間でトレード取引する時間帯なんて、せいぜい数十秒程度であります。

残りの時間帯は、価格の「見送り」を繰り返しているのです。この場面で「買い」なのか?「売り」なのか?。しかし、条件が揃っていないから見送ろうと考えるわけです。

スイングトレーダーならば、なおさらのことです。1日の間で1回も取引しない事など、度々あります。なので、そのリズムと時間軸に対しては早急に慣れなければならないでしょう。

強いトレンドが発生した場合は素直に従ってもよい

保ち合い相場から価格が抜けた場合は、強いトレンドになるケースが高いです。いままで、一定の価格帯で出来高が集中していたモノが、一気に入れ替わる瞬間だからです。

そうなると価格も加速していく可能性が高いわけであります。そういう時は半信半疑にならずに、素直に「順張り」する事も大切でしょう。

いつまで経っても、価格に対して、疑いをかけて見送っていてはキリがありません。もしも、自分の得意とする場面であるのならば、積極的に参加するべきでしょう。

たとえ価格がダマシになったとしても、しっかりと資金管理ができていれば、損失を軽減できるわけですから。

保ち合い相場が難しい局面であるのは当然である

保ち合い相場になると価格が激しく変動していきます。昨日は上昇相場であったのにもかかわらず、当日になると下落相場に変化しているとか。そして翌日になれば、再度上昇しているなんてこともあります。

デイトレード目線で取引している個人投資家なら、絶好の儲けチャンスになることでしょう。スイングトレード目線で取引している場合は、困惑する場面であるかもしれません。

しかし、日経225先物のマーケットは短期トレードに向いていません。中期的に建玉をホールドして、利益を積み重ねていく市場であるということです。

デイトレ目線ならば為替取引の方が向いている

もしもデイトレ目線であったり、スキャルピングに自信があるのであれば、為替取引へトレード移行することをおすすめします。

指数先物の市場とは比べ物にならない位の取引量があり、平日の時間軸に区切りがないので、24時間取引が可能なので魅力的であります。

ただし私の場合は、本格的に為替取引をすることはありません。なぜなら投資のマーケットの中で、CFD取引と同様に、プロ向きの市場であることを認識しているからです。

それでも個人投資家が為替取引に参加して、何度もスキャルピングを繰り返し、数千万円以上の利益を稼いでいるFXトレーダーもいらっしゃいます。

まずは自分自身が、どのマーケットに興味があるのか?どの市場に向いているのか?を分別してから相場に参加するとよいでしょう。

まさに「焦りは禁物」であるということ

とにかく焦ってばかりいて、トレードしていなければ気が済まないのであれば、かなり危険な状態にあります。まさに、「マーケット中毒者」になっている可能性があります。

マーケットのスピードに対応しなければならないという気持ちや、相場の流れに魅了されてしまい、本来の自身のトレード方法を見失ってしまうのでしょう。

個人投資家ならば、いつでも休むことが許されています。

本来ならば、急ぐ必要はないわけです。時間はたっぷりあるということを再認識して、相場に望んでいくことが大切です。