日経225先物の相場観です。
それでは、1週間の「寄付・高値・安値・終値」
まずは価格の動向から確認していきましょう。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 |
32390円 | 33960円 | 32205円 | 33700円 | 1755円 |
先週は、始値32390円。
開始から高値圏でスタートしました。
ここから、大幅に下落することなく上昇していきました。
そして、あっさりと33000円を超えていき、バブル崩壊後の高値を更新していきました。さらに、勢いが収まる気配はなく、金曜日になって33960円まで上昇していきました。
当面、34000円タッチするまで40円という場面でした。
日経平均株価・25MA&乖離率・5日間
日経平均株価 | 終値ベース | 25MAの位置 | 乖離率(%) |
06/12(月) | 32434円 | 30854 | 5.1% |
06/13(火) | 33018円 | 31005 | 6.4% |
06/14(水) | 33502円 | 31181 | 7.4% |
06/15(木) | 33485円 | 31355 | 6.7% |
06/16(金) | 33706円 | 31528 | 6.9% |
日本市場はどうなっていくのか
今週、日経225先物レンジ予想。
33100~34000円辺り・上限を超えると未知数。
国内における日本市場について
日本市場において、とにかくバブル崩壊後の高値更新が継続しています。要するに、いままでにない「前代未聞」の相場に発展しているという事なのでしょう。こういう時期は、とにかくテクニカル分析が当てはまりません。
要するに、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、ストキャスティクスなど。全ての数値が「異常値」となっており、価格が数値の分析に追いついていないケースが高いのです。
その背景には、海外投資家による「買い」圧力があるということなのでしょう。とにかく、資金面が豊富にあるので、価格の値動きを動かすことだって難しくないという事です。ただし、海外投資家であっても、どこかの場面で「利益確定」させなければなりません。
今週中に、いったん「一服」するのかどうか。その見極めが必要なので注意深く観測する予定です。
米国市場はどうなっていくのか
米国、主要指数のレンジ予想。
NYダウ平均株価、33600~34600ドル辺り。
ナスダック総合指数、13100~14100ポイント辺り。
S&P500指数、4250~4550ポイント辺り。
米国市場において、3つの主要な指数が堅調に推移しています。
今週、特に重要な指標は控えていません。
19日(月)は休場になります。
米国市場において、ふたたび上昇トレンドが継続しています。FBR政策金利の発表が通過して、市場の予想通り5.25%。とくに不安要素が見当たらない為、このまま堅調に推移していくという事なのでしょう。
為替市場はどうなっていくのか
為替ドル円のレンジ予想。
今週、138.50~142.50円辺り。
約4.0円(400pips)程度のレンジを想定。
為替市場において、直近の高安値(127円~150円辺り)。
再び、6か月ぶりとなる142円台「円安」進行しています。
昨年、イレギュラー相場となり150円を超える場面が見られました。それでは、ふたたび150円を目指していくのか。それは、可能性としては低いと考えています。理由として、日銀による「為替介入」が実行されたということ。
日銀は、過去最大級の合計額として2022年9月~11月の2か月間。およそ9兆円規模の為替介入を行いました。そう考えると、145円~150円の間には強いレジスタンス抵抗線があるという事なのでしょう。
さらに、有名なFX投資の個人投資家たちは、この時期において全滅的な収益を報告しておりました。要するに、FX投資は利益幅は莫大だけど、損失になれば逆の試練が待っているという事なのでしょう。
日本市場はどうなっていくのか
明日、朝8時30分・通常通り早朝の相場観でお伝えします。