日経225先物の相場観です。
1週間、「寄付・高値・安値・終値」
まずは価格の動向から確認していきましょう。
寄付き | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 |
30775円 | 31565円 | 30405円 | 31505円 | 1160円 |
先週は、当面の強烈なレジスタンス抵抗線31000円を超えていきました。
バブル崩壊後の高値という事で30年ぶりという事なのでしょう。
当然のことながら、時代背景や経済状況など。まして日経平均株価の構成銘柄も大きく違います。しかし、日経平均株価というのは日本市場の参考となる指標なので、どんな状況であっても、注目される指標であることには変わりはありません。
今後も、日経平均株価の連動型である日経225先物の価格の動向を追っていきます。
日本市場はどうなっていくのか
今週、日経225先物レンジ予想。
30800~31850円辺り。
※上限はバブル崩壊後以来の高値に入るため未知数となります。
今週、重要な指標は控えていません。
5日間の日経平均株価の終値・25MAと乖離率
日経平均株価 | 終値ベース | 25MAの位置 | 乖離率(%) |
05/22(月) | 31086円 | 29149 | 6.6% |
05/23(火) | 30957円 | 29261 | 5.8% |
05/24(水) | 30682円 | 29349 | 4.5% |
05/25(木) | 30801円 | 29440 | 4.6% |
05/26(金) | 30916円 | 29530 | 4.6% |
国内における日本市場について
日本市場において、当面31000円を超えたことで上値抜けトライが容易となっています。要するに、高値を更新するための圧力が少なくても、あっさりと上昇していくという事。さらに、個人投資家の売り方は限界を超えてロスカットされています。
ここからは、海外投資家たちによる「買い越し」によって上昇していきます。つまり、純粋な上昇という事です。そして、わずか数分間という間隔で価格は100円以上変動する可能性があるので、新規建玉をホールドする場合は、十分に注意が必要という事なのでしょう。
米国市場はどうなっていくのか
米国、主要指数のレンジ予想。
NYダウ平均株価、32600~33500ドル辺り。
原油価格、1バレル67~78ドル辺り。
恐怖指数、VIX15~21辺りが意識される。
今週、特に重要な指標は控えていません。
29日(月)は休場になります。
米国市場において、高値を更新しているわけではありませんが堅調に推移している様子が伺えます。むしろ、日本市場が主導で上昇しています。しばらく海外投資家は「日本市場」の銘柄を買い物色としてターゲットにしているという事なのでしょう。
為替市場はどうなっていくのか
為替ドル円のレンジ予想。
今週、137.50~144.50円辺り。
約7.0円(700pips)程度のレンジを想定。
為替市場において、直近の高安値(127円~150円辺り)。
再び、6か月ぶりとなる140円「円安」進行しています。
昨年においては、イレギュラー相場となり150円を超える場面が見られました。では再び150円を目指していくのか。それは、可能性としては低いと考えています。理由として、昨年において日銀による「為替介入」が実行されたということ。
日銀は、過去最大級の合計額としては2022年9月~11月の2か月間。およそ9兆円規模の為替介入を行いました。そう考えると、145円~150円のレンジにはレジスタンス抵抗線があるという事なのでしょう。
さらに、有名なFX投資の個人投資家たちは、この時期において全滅的な収益を報告しておりました。要するに、FX投資は利益幅は莫大だけど、損失になれば逆の試練が待っているという事なのでしょう。
日本市場はどうなっていくのか
明日、朝8時30分・通常通り早朝の相場観でお伝えします。