日経225先物の相場観です。
1週間、「寄付・高値・安値・終値」
まずは価格の動向から確認していきましょう。
寄付き | 高値 | 安値 | 終値 | 値幅 |
31905円 | 32660円 | 31360円 | 32260円 | 1300円 |
先週は、31905円にて取引開始しました。
そして、あっさりと32000円を超えていきました。さらに、価格は上昇して32500円を超える場面が見られました。そこから、短期的な利益確定売りとして31360円まで下落していきました。わずか、2営業日で1300円程度下落していきました。
この価格帯だけを考えると、通常でしたら天井と捉えます。
しかし、日本市場においては上昇トレンドが継続している途中であり、あくまでも利益確定のための海外投資家による「短期的下落」に過ぎないといことなのでしょう。
再び、金曜日に向けて価格は回復して、結局のところ32260円で取引終了しました。
日本市場はどうなっていくのか
今週、日経225先物レンジ予想。
31400~32700円辺り。
16日(金)、正午過ぎに日銀の政策金利発表が控えています。
5日間の日経平均株価の終値・25MAと乖離率
日経平均株価 | 終値ベース | 25MAの位置 | 乖離率(%) |
06/05(月) | 32217円 | 30206 | 6.6% |
06/06(火) | 32506円 | 30368 | 7.0% |
06/07(水) | 31913円 | 30490 | 4.6% |
06/08(木) | 31641円 | 30591 | 3.4% |
06/09(金) | 32265円 | 30715 | 5.0% |
国内における日本市場について
今週、転換期を迎えそうな相場となっております。要するに、さらに上昇して33000円を目指すのか?それとも、いったん下落して・短期的な天井となるのか?ということです。
ただし、日本市場において、高値を更新しているレンジ相場は継続中です。その中で、短期的な利益確定売りが発生すると、およそ1000円程度下落することが珍しくありません。
価格の値動きが激しいので、個人投資家たちはついていくのが困難となっております。そういう時は、無理に追求せずに、見送りという選択肢もあるので冷静な判断が必要です。
せっかく価格の方向性が合っていたとしても、ロスカット値幅が小さかったら、切ら(損切り)されてしまうので注意が必要です。
米国市場はどうなっていくのか
米国、主要指数のレンジ予想。
NYダウ平均株価、33200~34500ドル辺り。
ナスダック総合指数、12700~13800ポイント辺り。
S&P500指数、4150~4450ポイント辺り。
米国市場において、3つの主要な指数が堅調に推移しています。
15日(木)・AM3:00 FRB政策金利の発表が控えています。
現状、金利5.25%。ここから、利上げすることは想定しずらいので「現状維持」となるのでしょうか。そうなると、1年以上に渡って継続した利上げがストップします。果たして、そうなった場合、米国市場がどのような転換期を迎えるのか?注意深く相場を観測する予定です。
為替市場はどうなっていくのか
為替ドル円のレンジ予想。
今週、138.00~142.00円辺り。
約4円(400pips)程度のレンジを想定。
現状、6か月ぶりとなる140円辺りで推移しています。
そして、直近の為替ドル円・高安値(127円~150円辺り)。
ここから、さらに円安が進んでいくのか?
当面、145円~150円辺りにおいて、強力なレジスタンス抵抗線があります。
昨年において、この価格帯になった時期。
日銀は、2022年9月~11月の2か月間。過去最大級の合計額として、およそ9兆円規模の為替介入を行いました。そう考えると、145円~150円のレンジには強烈なレジスタンス抵抗線があると捉えています。
そして、個人FX投資をされている方は、苦戦を強いられている相場になっております。要するに、FX投資は利益幅は莫大だけど、損失になれば「逆の試練」が待っているという事なのでしょう。
日本市場はどうなっていくのか
明日、朝8時30分・通常通り早朝の相場観でお伝えします。