もしも、独自のシステムトレードを作り上げたいのならば、
それなりの検証と研究に時間を費やさなければなりません。
それじゃあ、一体どれくらいの時間を費やさなければならないのか。
そして、ある程度の時間と経験を積むようになるとチャートの癖や流れを把握できるようになります。もちろん完璧に捉えることはできませんが、「ここは上がっていくだろうな?ここは下がっていくだろうな?」といった推測が、その通りに向かっていく場面が増えていくのです。
ちなみに、これは不思議な出来事でもありません。
長い年月をかけて相場のチャートを眺めていたり、トレード日記を続けたことによって特徴を捉えることが得意になったという事になります。
ここまで経験値が高くなっていくと応用させることも可能になるのです。
おそらく余程のことがない限りは心理的にも安定した状態をキープしながら、トレードできるレベルになっているのでしょうね。
メリットとデメリット
もちろん、その手法に関してもメリットやデメリットがあります。
予想していた方向へ向かって返されたとしても損切りラインを上げているので損失が少なくて済みます。ただし変動する幅を狭くしているのですぐに決済する可能性も高くなります。つまり、時間軸の問題でデイトレードのようになってしまうかもしれません。
なので問題点などもあるので改善しなければなりません。だから経験が必要だという事ですね。利益を積み重ねていくにはどうしたらよいかという研究や検証には徹底しましょう。
日経225先物の市場に参加するのであれば一流を目指す事は大切です。そのような向上心をもっていなければ、海外投資家やヘッジファンド新たな仕掛けに対応しきれなくなります。
停滞相場が続く場合
エントリーしたあとに全く動かないこともあります。出来高が少ない時などによくおこります。停滞する状況はエントリーした後にしか分からないので仕方がありません。
こういうときは、一度撤退して相場の戦略を組みなおす必要があります。自分が設定した時間軸の中でオーバーするようであれば考え直すことも大切です。
いきなりドンっと動くこともありますが、いきなりピタッと止まり続けることもあります。相場は常に不規則と変則を混ぜながら動いていきますので柔軟に対応することが必要です。
そしてエントリーしたからと言って挑戦し続ける必要などなく、相場に合わせて撤退することも手法の1つであります。停滞相場で資金を減らさなかったら、その選択は正解だったという事です。
検証することを繰り返す
もしも投資の手法でアイデアが浮かんだら検証してみましょう。実践するまえに検証することによって新たな発見があるかもしれません。
検証している期間は、どれだけ時間がかかって労力を費やしたっていいと思います。そこから何か生まれるのであれば、それはかなりの儲けものでしょうから。
私が投資をはじめた頃は四六時中トレードのことばかりを考えていました。
相場が終わってからも、ひたすら検証や研究を繰り返していた時期があります。たくさんの書籍や洋書トレードも読み漁りました。寝ても覚めても投資漬けの日々を1年間くらい続けていました。
そして、ある日を境に相場の雰囲気や価格の動きに対応できるようになりました。どういうことかというと、いつの間にか儲けることができるようになったという事です。
どんなに時間を費やしても良い
相場の世界って常識的なできごとが通用しませんよね。
それは価格の動きを見ているとわかります。時々止まったりもしますが、常に上下を繰り返しながら動いていきます。
そんな不条理な世界に対して、真摯に向き合う事ができるでしょうか?まずは自分自身に問いかけてみてください。それが難しいようでいたら撤退するべきです。
そして、検証に関してはどんなに時間がかかったとしても良いと思います。実践に関しても何度か失敗したっていいじゃないでしょうか?そこから何か生まれれば、それは次のトレードに繋がっていきます。
日経225先物の世界に魅了されたのであれば、とことん向き合っていく価値はあると思います。