日経225先物を売買するとき、ある一定のルールを定めることが大切です。
それは、自分自身で考え抜いて作り上げた「オリジナル戦略ルール」を持つことが理想です。
なぜなら、「自分の特徴」を充分に分析したうえで、自分自身で操作するので納得がいきます。つまり、最終的な判断というのは本人が決定するということです。
ただし、自分の都合が良いような売買手法を作り上げてはいけません。
ルールというのは、厳格であるほど機能していくというものです。
とくに「損切り」に関しては、厳しく制限していくべきでしょう。
たいてい個人投資家の場合、損切りラインに関して、あまりにも寛容的過ぎるのです。しかも、最も苦手とする手法なのです。
そして、しっかりとした資金管理を徹底する必要があります。
トレンドラインを引いて同じ方向へ進むことである
上昇トレンド・下落トレンドにおいてラインを引いた時に、
単純に同じ方向へ「自分の建玉」は進むことが利益を積み重ねるチャンスになります。
・上昇トレンドでラインを引いた場合は、「買い」だけに的を絞ること
・下落トレンドでラインを引いた場合は、「売り」だけに的を絞ること
トレンドが発生したら、逆らうことなく同じ方向へエントリーした方が、精神衛生的にもよいわけです。
もちろん逆張り的な発想を考えてエントリーすれば、チャンスは増えるかもしれません。でもただでさえ、相場のマーケットという難しい局面に順応しようと努力しているのです。
そんな器用に対応できるような、簡単な世界ではないということです。それよりも1つの方向性だけに絞り込んで、新規建玉を建てるという発想が理想的であります。
完璧なトレードを求めないことが大切である
複数のテクニカル分析を使用すると、完全な条件が揃わない限り、エントリーしないという方がいらっしゃいます。つまり、完璧主義的な思考を持っている方に多いケースです。
例えば、社会的に事業を経営しようと考えているのであれば、経営のセオリーをしっかりと頭に叩き込んで、事業計画書なども完璧に作成するわけです。
でもマーケットの世界では、完璧に分析したからといって成功するとは限りません。むしろ、ある程度の「遊び」というのが必要になってくるでしょう。
価格というのは、つねに不確実性を兼ね備えているということを認識しなければなりません。完璧に捉えようと努力してしまうと、空振りに終わるのが目に見えております。
いつか相場は転換期を迎える
トレンドというのはある意味ではブームであるということです。
ということは、いつか価格は転換期を迎えて方向性がかわるということです。
それがいつになるのかは分かりません。時間軸や出来高ボリューム、政治的や経済的情勢によっても継続力が違ってくるものです。
結果的に、価格が転換する場面が天井・底値ということになるのです。そして、個人投資家の場合は、この天井と底値を当てたがるという特徴があります。
確かに予想する事ができればラッキーであります。ただし、そのような出来事というのは滅多にありません。希少的な場面を分析しても、たいして貰いが少ないのが自明の理であります。
検証や研究にはどんなに時間をかけても良い
マーケットで利益を上げるためには、自分自身が納得するような売買手法が必要になります。そのためには、さまざまな角度から視点を変えて検証する必要があります。
なので相当の労力や時間を費やすかもしれません。ただでさえ、その成果がいつ効果を発揮するのかは分かりません。
しかし、「労力」というのは、時間を浪費するだけで「費用」はかからない。
それでも、日経225先物の世界に参加したのであれば、一生続けるという「心つもり」も大切です。それだけの価値は、日経225先物において充分あると考えています。