日経225先物で売買するとき、たまに思いがけないチャンスが到来する時があります。そういう時に限って、新規エントリー出来なかったり、出遅れたりする場合があります。
そうすると、とても損をしたような気分で憂鬱になるでしょう。
なぜあの時、新規エントリーしなかったのだろうか?
とか、後悔するかもしれません。しかし、現実には資金を失っているわけではない。つまり、含み損になっているわけではないのに「マイナス思考」に陥ってしまう。
これは、冷静になってみると理解できるのですが、トレード中は感情が激しい動きとなって、自分自身を見失ってしまうことがあるのです。
理由として、マーケットで欲望を満たす事ができなかったから。
その代償が残っているせいでしょう。
もしも、あの時、新規エントリーしていれば、どれくらい儲ける事ができたのだろうか?
という、「タラればトレード」を妄想してしまうのです。人間というモノは、非常に欲が深いです。どんなに儲けたとしても、終わりなきトレード戦略になります。
だから、日経225先物を始めるのであれば、一生トレードするという「心積もり」が必要です。
じっくりと待つことも必要である
個人投資家は、とにかく短期間で利益を追求しようと考え過ぎているのかも知れません。なので、じっくり待つということができないのでしょう。
基本的に、投資というのは数年単位で、利益が積み重ねられるようになれば上出来です。なので、スタイルとしてはスイングトレードが最適かもしれません。
デイトレードだとスピードが速すぎて、初心者トレーダーは、価格についていけないかも知れません。というよりも指数先物の市場は、スピード勝負のマーケットではありません。
もしも、スキャルピングのスキルを試したかったり、自信があるのであれば、為替市場に移動することをお勧めします。
平日なら24時間取引が可能です。
平日ギャップに悩まされることもありません。
さらに、流動性も激しくてスリルを味わえるかもしれません。
そして、個人投資家として活動した場合、おそらく先物市場よりも為替市場のマーケットで、成功を収めている方の方が多いのではないでしょうか。
少し話がズレましたが、投資の世界では参加することよりも、
ひたすら我慢して待つ時間帯の方が、圧倒的に多いのです。
例えば東京セッションの時間帯「08:45~15:15」をすべて監視したとします。
およそ、6時間30分の時間を費やしたのにもかかわらず、1度もエントリーしないなんてことは、よくあるパターンです。
つまり、相場にチャンスなんて滅多に起こらない、ということを熟知しているのです。そう考えられるようになると、焦る必要などないという発想が、自然に湧いて来るというモノです。
マーケットにはいつでも参加できます
証券会社の口座を開設して、資金があれば、先物市場においては、いつでも参加できます。休場している以外、新規エントリーできるわけです。
大阪証券取引所を介して運営しているのですから、明日になったら、いきなり閉鎖されているなんてことはありません。
これから長い間を、相場で生き残ろうと考えているのであれば、焦りは禁物です。その場合、いかに資産を減らさないか?というところに注視した方が良いでしょう。
すなわち、チャンスを逃したことによって惜しい気持ちが残るのは分かりますが、資産が減らなかったのだから、まったく問題はなかったということであります。