まずチャートを見てから、これからの価格を推測したり予想することは大切です。果たして、価格は上昇していくのか？下落していくのか？それとも停滞する状態が続くのか？とか。
・チャートを見ると上昇トレンドになっている 買い「順張り」
・チャートを見ると下落トレンドになっている 売り「順張り」
あまり難しく考えずに、こういう時は素直に順張りした方が、上手にトレードできる確立の方が高いかもしれません。
逆に難しく考えてしまったり、完璧なタイミングが来るまで待つようだと、相場に乗り遅れてしまい、中途半端な位置でエントリーしてしまうかも知れません。
そうなってしまった場合は、早い段階で損切りを迫られたりする可能性が高いです。そのあとに感情的になってしまい、余計なポジションでエントリーしてしまうかもしれません。
こうなってしまうと、負のスパイラルが完成されてしまいます。損失が拡大するどころか、身動きが取れない状態まで、追い詰められてしまうかもしれません。
つねに客観的に判断する事が大切である
価格が上昇して行くのか？下落していくのか？なんてのは、プロのディーラーだって分かりません。そのために、テクニカル分析にかけて予想をするわけです。
その時に、自分の感情に任せて、主観的にエントリーしないことです。つまり、自分の都合が良い方へ考えた場合は、たいていは失敗してしまう可能性が高いのです。
海外投資家たちは、われわれ個人投資家に対して、巧妙な手口で仕掛けをしてきます。とくに、チャートに関しては注意が必要です。
天井と見せかけて、もう一段だけ上昇させたり、大底と見せかけて、もっと掘り下げて下落させるとか。見事としか言いようがないくらい、絶妙なタイミングで振るい落としていくのです。
なので自分勝手に、ここは安値圏だから買い時とか、ここは高値圏だから売り時とか、安易な予想をしてエントリーする事は禁物です。
つねに新鮮な価格であるということを認識して、どの位置からでも判断するという、中立的な立場で見ることが大切なのであります。
魔法のような売買手法は存在しない
どんなに、熟練されたプロトレーダーであっても、連戦連勝することは不可能であります。どこかで負けを認めて損切りをします。
しかし、損切りしたとしても、いつまでもショックを受けているわけではありません。感情をリセットするスピードが速くて、すぐに切り返して行動することが得意なのです。
そして、チャンスさえあれば何度でもチャレンジするのです。同じ位置や同じパターンになるかもしれないと思っていても、主観的にならずトレードできるということです。
なので利益を積み重ねることに、特別な手法や、有能なシステムトレードを使用している訳ではありません。
テクニカル分析だって特別なツールを使用しているわけではなく、ごく当たり前のように、淡々とトレードできるような、強靭なメンタルなどが鍛えられているだけなのでしょう。
最終的な判断は自分自身で決める
新規建玉のエントリー方法から、決済方法に至るまで、すべて自分で判断しなければなりません。いつ利益確定するのか？損切りするのか？ということも含めてすべてにおいてです。
冷静に考えると、とても自由にトレードしても良いということです。マーケットに参加するには、証券会社の口座を開設して、資金を入れれば良いだけのことです。
ただ、自由な立場にいるからこそ、厳格なルールや規律を守る事が大切になっていきます。その時に、価格をつねに中立的に判断することを忘れてはいけません。