現在、日本市場において指数先物取引の価格においても、長期的な上昇トレンドは継続しております。そして、米国市場においても、さらに高値を更新できるような価格帯であります。さて、今後の相場はどうなるのでしょうか。
もしかしたら、マーケットは波乱が起こる可能性が高いのでしょうか?
現時点では、上昇トレンドの初動として捉えることができます。ただし、ネガティブなサプライズがあった場合は、一気に短期的な下落の局面になる可能性もあるわけです。
長期的に見るとまだ上昇相場が続いているということ
過去15年以上・長期的な相場状況を考えると、
価格は8000円台→33000円台まで上昇していきました。
日足チャートを見ると、節目を超えて上昇していきました。
ただし、長い年月をかけて上昇していったわけで、
基本的には、その中でレンジ相場の時間帯が多かったという事になります。
今後、もしも上昇に弾みがつけば、再び35000円台を目指すことができるでしょう。
ただし油断は禁物です。
何かの状況によっては、トレンドが転換して、簡単に下落してしまうことだってあるので注意が必要です。
長期的に価格が上昇トレンドにある場合
長期的にマーケットが上昇トレンドになっている場合は、時間をかけてゆっくり上昇する可能性が高いです。
各セッション毎でも、これは停滞しているのか?
そう思ってしまうくらい、緩やかなスピードで上昇していくのです。
この時には、あまり出来高ボリュームが膨らみません。つまり、「売り方」がほとんどいない状態で、閑散とした状況が続く中で、自然に上昇していくという場面に遭遇します。
こういうとき、素直に「順張り」を考えてエントリーするとよいでしょう。案外、簡単に利益を得られる状態です。つまり、安易を示すトレード状況であるということです。
短期的に価格が下落トレンドにある場合
価格が下落する場合は、一気に加速していき下落するケースが多いです。
サポートラインや支持していたラインなどを、ものすごいスピードで崩していく場合があります。こういう時期は、テクニカル分析など通用しなくなります。
そして、短期的に出来高ボリュームが膨らみます。つまり、「買い方」の損切りと、海外投資家による新規「売り」一辺倒で下落していくのです。
こういう時も、素直に「順張り」を考えてエントリーしていきます。決して、逆張りしないことです。それをしてしまうと、簡単に切らされてしまう可能性の方が高いのです。
トレンドが発生したら「順張り」で対応する
いったんトレンドが発生したら素直に順張りする事が大切です。
それは、上昇する時も下落する時も同じことが言えます。
そこで、価格の動きに逆らってしまうと、高確率で失敗に終わります。
あとは、先読みして天井や底値を予想して逆張りする必要もありません。
トレンドが転換するようであれば、その時に考えればよいわけです。
利益を得る場面というのは、流動的に動いている時こそ、儲けるチャンスとなります。