1年以内に約9割の個人投資家はにリタイヤさせられる理由

日経225先物市場において、約9割の個人投資家は1年以内にリタイヤさせられてしまうのです。相場の世界というのは、それだけ難しい市場であると考えられます。

・自分の心理的な部分をコントロールする
・資金を減らさずに長くつき合っていく努力をする
・独自のトレード手法に磨きをかけ続けること

これら3つのことは必須になります。どれか1つが欠けたとしたら、これから相場において、苦痛を味わうことになり困難を極めることになるでしょう。

余計な資金を減らさない

上手にトレードで儲けている人はすべてにおいてコントロールすることができます。例えば、資金管理においても余分なお金を排出しないように計算する事ができるのです。

エントリーしたあとに損失したからといって、建玉を2倍にして取り戻そうなんてことは考えていません。しっかりと損失を受け入れる事ができるのです。

何度か損失が続いた場合は、相場の変化に気づくことができて途中でストップすることができるのです。そして、もう一度検証と研究を繰り返してから相場に戻ってきます。

逆にトレードで儲けていない人は途中でストップできないのです。丁半博打のトレードになってしまい歯止めがかかりません。

最終的には依存症にかかっている事にも気づかずに、全財産を失ってしまうなんてケースも多いです。そして2度と相場へ復帰する事がないのです。

相場は魅力的である

どうしてそこまで気づかずに参加していたのかというと、

相場の世界というのは【負ける思考】を持っている人を惹きつけるマーケットだからです。

いったい、この個人投資家はいくら持っているのか?どこで損切りするのか?どこでリタイヤするのか?など。まるで全てを見透かされているかのようなタイミングで振るい落とされます。

それはチャートを見れば一目瞭然です。相場というのはとても難しい世界だと思います。だからこそ好奇心旺盛は人からすると、余計に魅了される世界なのでしょう。

そして社会的地位にある方や常識的な方などは、社会の中で成功をおさめた経験などがあるわけです。だから、日経225先物市場へ参加しているかたは、他の市場と比べて資金量が豊富です。

第2の成功ロードを作るために225先物を選んだ人が多いということですね。だからそういう人こそ、失敗した時は余計に悔しい思いをして自己嫌悪に陥る人が多いのです。

余計にもがいて泥沼にハマってしまう

負けが続くと余計に相場を追いかけたくなります。途中で休憩する事を忘れて参加しようとするわけです。この時から、すでに自分でコントロールする事ができなくなっています。

トレード依存症というのは全ての財産を失った後に気づくのです。途中で気づくことができれば、まだ相場の世界で生き残ることができます。

欲求を抑えることができれば資金管理ができている証拠です。結果的にトレード回数も抑える事ができて、余計な場面でエントリーするのを防いで、無駄撃ちしなくて済むのです。

もしも儲ける事ができるようになれば、相場を一生やり続けることになるでしょう。おそらく途中でやめるなんてことはしないと思います。

逆に考えれば相場は逃げませんし、いつでも開いているということです。無理に追いかけなくてもタイミングを見計らって参加すれば良いことなのです。

損失からの苦しみは続く

損切りというのは受け入れがたい行為であります。そこから、喜びが得られることなど1つもありません。いつまで経っても苦痛しか生まれないのです。

なぜなら、損切りするという行為は資金を失うことと自分の行為を否定することを、同時に認めなければならないのです。なんとも受け入れがたいのは当然でしょう。

しかし、それが最小限に抑えられれば幸いです。大抵は、価格が損切りラインまで来ているのにも関わらず躊躇してしまいます。結果的に大損失に巻き込まれてしまうのです。

もしも、自分で設定した損切りラインでロスカットすることができれば、資金を減らしたけども、それは正しいトレード方法なのです。正しい方法で苦痛から回避する事ができたと言えます。