およそ12年前の日経平均株価8000円台でした。
そこから、最高値33000円辺りまで上昇していきました。
つまり、12年間で日経平均株価25000円程度上昇したことになります。
さらに、1日の値動きも大きく変動するようになり、流動的なトレードができるようになりました。長期的に考えると上昇トレンドになっていますが、中期的には中立的な価格ではあります。
このように「買い」と「売り」が拮抗する事によって、出来高が増えて価格を押し上げて上昇しているわけです。ではいったい、この価格を上昇させているのは誰なのか?それはマーケットに参加している投資家たちの「集団」たちという事になります。
価格を押し上げるためには、それなりの建玉量が必要なのです。
日経225先物は、1人分の建玉だけで動くようなマーケットではありません。しかし、「集団」となれば別の話になります。例えば、1万人が同じ方向へ建玉を1枚建てれば、1万枚になるのですからマーケットも動かざるを得ないでしょう。
もし「集団」に入ったとしても利益を得られない
ただし、集団の一員になったとしても、利益を追求できるとは限りません。なぜなら、価格の方向性が合っていたとしても、あまりにも短い時間軸で捉えてしまい、ロスカットさせられてしまうからです。
しかし、冷静に考えれば分かるような事なのですが、それは結果論となります。
「価格」が動いた原因というのは結果からしか分かりません。
つまり、あとから知る事しかできないのです。その情報を掴んだ時には、すでに価格は変動しています。その状況でマーケットに参加しても「時すでに遅し」ということになります。
これからもずっと集団行動に入っているようでは、一向に利益は改善されません。むしろ大口投資家たちから格好のターゲットにされてしまうかもしれません。
情報至上主義から抜け出さなければならない
現在はインターネット網の活用によって、さまざまな情報を得られるようになりました。SNSを活用することで、投資関係において特定の情報を共有し合えることもできます。
しかし、「情報」を掴むことによって「安心感」は得られるようになりますが、「利益」を得られるようになるのかは分かりません。
むしろ情報を掴もうとすることに必死になってしまい「情報至上主義」になっているのかもしれません。そうなってしまうと受動的な行動しかできなくなってしまいます。
自分自身で考えて能動的に行動すること
結果としてマーケットで生き抜くためには、自分自身で研究して、独自の手法を身につけるしかないのでしょう。そう思いませんか?
現在は、たくさんのテクニカル分析ができるようなツールが揃っております。研究材料としては申し分ない程に充実しているわけです。
ただし検証や研究することは、相当の労力と時間が必要になるかもしれません。ある程度の忍耐力も問われることになるでしょう。
それでも、日経225先物投資を続ける価値があると判断できるようであれば、とことん追求していけば良いのでしょう。