日経225先物というマーケットは独特です。
例えば、株式投資、FX投資、仮想通貨、不動産投資など。投資には様々な種類があります。その中でも、日経225先物のマーケットはとても独特です。何故ならば、最初からmini1枚でさえ、レバレッジ100倍から開始する。large1枚なら1000倍のレバレッジです。
さらに、「買い」と「売り」の両方の選択肢がある。
その他の投資においては、期間の制限はありません。しかし、日経225先物は3か月という限月で区切られている為、長期投資には向きません。もちろん、ロールオーバーすれば問題ありませんが、そこまで「保有ホールド」するような投資マーケットではありません。
心理的な負担がかかるのでゲームではない
日経225先物の投資はゲームではありません。よく、「感情を捨てて、ただひたすらに売買を繰り返しトレードするべき」。というアドバイスを耳にします。つまり、1度倒れたとしてもすぐに起き上がって再び参加するという事。
しかし、これは現実的に難しいです。
むしろ、不可能かもしれません。何故ならば、投資というのは人間の心理と、深い関係性があるからです。例えば、投資金額が圧倒的に少額であり、失ったとしても問題ない金額ならば大丈夫でしょう。
しかし、日経225先物の参加する個人投資家たちは、少なくとも数百万以上の余力を持って新規エントリーしているはずです。1回のエントリーで、100万円単位の金額を動かすことになるので、感情的になるのは当然のことです。
海外投資家のプロが参加している
投資マーケットの参加者は、個人投資家だけではありません。
もっとも中心的な人たちが「海外投資家」と言われるプロ集団です。正直、彼らの資金、戦略、自動売買におけるAIトレードなど。我々、個人投資家が勝てるような相手ではありません。
1回の新規エントリーにおいても、平気でlarge100枚を板にぶつけてきます。新規エントリーのタイミングにおいても絶妙な時間帯に仕掛けてきます。売買においてもAI自動ソフトを開発して、何度もトライしてきます。
一方で、個人投資家の立場は真逆になります。
新規エントリーの建玉は限られています。戦略においても曖昧トレードしてしまう。自動売買なんてのは「夢の夢」です。もしも、開発しようと考えているならば3年~5年くらいの膨大なデータとバックテストを繰り返す必要があるので、個人で開発するのは困難なプロジェクトになります。
感情的な自分を受け入れてコントロールする
いざ新規エントリーすると、感情的な衝動に駆られます。どんなに冷静になろうと考えても抑えきれません。今後、投資家として活動しようと決意した場合。この先も、感情的なトレードによって失敗することもあるでしょう。
たとえ、経験を積み重ねたとしても慣れるようなモノではありません。
それじゃあ、どうすれば良いのか?
とにかく、自分自身の感情を抑え込もうとするより、そのまま「受け入れる」努力をするべきです。新規エントリーしてから「何やら心拍数が上がって冷静ではいられない」。そういった衝動に駆られているのなら、無理に抑え込もうとせず受け入れてください。
つまり、感情を立ち切る事ができない状態でトレードする。
まとめ
いかがでしょうか?日経225先物の投資はゲーム感覚のようにトレードできるようなマーケットではない。という事が理解できたでしょうか?
これは、いつになっても慣れるようなモノではありません。
どんなに経験を積み重ねても、損失になることがあるわけです。百戦錬磨のトレードは不可能なので、損切りした時に感情を受け入れて、次のトレードの準備をしてみて下さい。