まずマーケットに参加しているのは、個人投資家だけではありません。
いわゆるプロの集団【海外投資家】たちが参加していることを忘れてはいけません。
現在はトレードに参加する場合、各デバイス【PC、ノートパソコン、iPad、スマホ】を用いて、様々な場所から取引することができます。
そして、チャートや出来高など、もしくは移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表などのテクニカル指標を参考にして分析していくわけです。
当然のことなのですが、その取引をする瞬間には様々な参加者がいるわけです。特に日経225先物取引をするプロ集団は、相場を熟知している優秀なトレーダーが著しく多いのです。
パソコンに向かってトレードしていると忘れてしまいがちなのですが、ゴールドマンサックス証券やクレディスイス証券なども取引しています。優秀な海外ディーラーが、「高速AI取引」を駆使して、参加しているという事を忘れてはいけません。
彼らの仕掛けは見事である
そしてなによりも、われわれ個人投資家の利益を阻止しているのが、海外投資家の存在なのです。彼らは様々な場面でいろいろと仕掛けをしてきます。
個人投資家が、損失を出した部分はどこに向かっているのかと言いますと、海外投資家の方へと利益が流れているわけです。彼らの中だけで分け合っているといっても過言ではありません。
その為には一切の妥協を許さないのでしょう。
・個人が「買い」を考えていそうな場面を海外投資家が「売り」で仕掛ける
・個人が「売り」を考えていそうな場面を海外投資家が「買い」で仕掛ける
その仕掛けに対して、多くの個人投資家がハマっていくのです。それはトレードしている最中は分からないことが多く、結果的にチャートを見た後に気づくことが多いのです。
それはもう、我々の行動パターンを熟知しているかのような動きをするわけです。正直言って見事としか言いようがありません。
常に弱気派になって利益を得る
マーケットの主役は間違いなく彼らなのでしょう。それは、価格の変動やトレンド変換するときの値動きなど、チャートを見れば一目瞭然です。
しかし矛盾したような説明になるのですが、
彼らが表面上に現れる事はありません。
常にマーケットに潜伏していて、チャンスがある時だけ参加しているわけです。
マーケットというのは、ごく限られた少数派としての立場になることが利益を得られる条件なのです。そして虎視眈々と利益を狙っている存在になるべきなのです。
証券アナリストやメディアや新聞などは強気派の意見を尊重します。価格が上がれば「もっと上がる!」価格が下がれば「もっと下がる!」と助長してきます。
それを鵜呑みにしてトレードした場合に、いくら儲ける事ができましたか?つまり、強気派の意見ばかりに耳を傾けると、集団で行動することになり損失を出してしまう可能性が高いということです。
相場は常識な思考でマーケットを計算できない
2020年3月~2023年7月において。
今回のような新型コロナの影響により、マーケットは混乱期を迎えていました。
そして、とても悲観的になっている場面もありました。
このような時期に「買い」を検討していたのなら、
周りの意見に押しつぶされてしまい何を言われるか分かりません。
しかし、結果は日本市場と米国市場は上昇していきました。
特に、日本市場においては日経平均株価はバブル崩壊後の高値を更新していきました。
群集心理とは個人的な意見を受け入れないモノなのです。常識的な方やテクニカル分析の至上主義たちは自信があります。でも損失を出しているのは、毎回彼らなのでしょう。相場において、常識的なことが通用しないとはそういうことです。