マーケットの値動きを予想するためにテクニカル分析は重要です

マーケットの値動きを予想するためにテクニカル分析を用います。現在は、様々なテクニカル指標を利用する事ができるようになりました。

その中でも、最も利用されているのがチャートということになります。

え?チャートってテクニカル分析?

そうです。あまりにも身近に使っている為、確認することなく使用していますがテクニカル分析の1つです。

さらに、チャートは利用する分足によっても見方や観測は違いますが、典型的なのは「日足チャート」です。

日足チャートを観察することによって、どのような周期やタイミングによって仕掛けられているのかを把握できるようになります。そこから分足チャートに切り替えて価格を分析するわけです。

視覚的にも分かりやすいというのも人気の定番なのかもしれません。チャートを画面に表示させれば、現在の値動きがどれくらいの規模なのか?見ただけですぐに解ります。

ただし希望を持たせる事は禁物です。あくまでもチャートというのは過去の値動きの結果でしかありません。現在の値動きがどのように変動するかは分からないということです。

寄り付きに出来高が集中する

例えば東京セッションの時間帯で、もっとも出来高が集中しやすいのは「寄付き」の時間帯であります。それは5分足の出来高量をみれば一目瞭然です。

そして、多くの個人投資家たちが売買している可能性が高いのです。彼らは寄付きの時間帯までに充分な準備をしてきているわけです。

前日から情報を得たり、投資の戦略を考えたりしています。その結果を試してみたいという希望があり、時間的にもベストであるという考えから寄付きを選んでいるのでしょう。

ただし寄り付きエントリーすることによって、結果的に儲けが少ないということに気づくかもしれません。そもそも始値あたりでは参考になる指標がとても少ないのです。

出来高も集中しているために価格の変動が激しくなる可能性があります。その値動きに巻き込まれてしまった場合は、「損失」になる可能性が高くなるということです。

大引けに向けて出来高が集中する

次に出来高が集中しやすいのが「大引け」の時間帯になります。1日の手仕舞いやポジション調整のために使用されることが多いです。

この時間帯では、海外投資家や大口のヘッジファンドが参加しているのでしょう。彼らは1日中ずっとチャートを監視しているでしょう。そしてチャンスの時だけ参加しているように思います。

たとえば、個人投資家が寄付きエントリーした含み損を、大引けに向けて損切りするのをひたすら待って、海外投資家や大口が反対売買を行ったりします。

つねに後手に回って、戦略を取ったとしても利益を得られる集団なのです。彼らは情報収集に余念がなく、しかるべき時に的確に仕掛けをしてきます。

値動きが激しいときは価格を追いかけない

寄り付き時でも考えられることなのですが、価格の値動きが激しい時には追いかける必要はありません。むしろじっくりとチャンスを待ってからエントリーした方が、上手くいくケースが高いです。

そして急いでエントリーしてしまうと決済に困ってしまいます。本来ならば理想の価格まで待つべきだったのですが、マーケットの雰囲気に呑まれてしまい参加してしまったわけです。

このように突発的に参加してしまった場合は、戦略なども不確実なので心理的な不安が追い打ちをかけます。

心の準備が整っていない状態で相場に参加すれば、コントロールを失ってしまうのは当然でしょう。制御することよりも、欲深くなってしまったために起こりうる出来事であります。

相場はいつでもやっていることを理解する

たとえ今日エントリーしなかったとしても、明日もマーケットはやっています。1年中を通して市場がお休みするようなことはありません。

個人投資家の得意とする場面を生かすのであれば、いつでも相場を休むことができるし、いつでも参加することもできるということです。

無理をしなければならないのは、専業トレーダーになってからでも良いでしょう。初心者トレーダーの間は「休むも相場」ということわざを大切に使っていくべきであります。