多くの個人投資家は、ホールドする時間帯に慣れていない

例えば、新規建玉を建てた時に、価格が自分で考えた方向へ進んだ場合は、素直にホールドするべきでしょう。その時に、利益が乗っているのであれば、すぐにポジションを解消しないことです。

しかし、多くの個人投資家は、ホールドする時間帯に慣れていないため、すぐに利食いしてしまう事が多いです。結局のところ、30円~70円程度の利食いしかできなかったりします。

どうしてそのような出来事が起こるのかといいますと、今すぐにでも儲けたいという欲望が、優先されてしまっているからなのでしょう。

そんな状態でトレードしていては、いつまで経っても上達はしません。基本的に、含み利益が発生している最中は、極限まで利益を伸ばす努力が必要なんです。

つまり、同じ方向へ進むようであれば、辛抱強くホールドして我慢する必要があるのです。それと同時に、損切りラインも明確に決めておかなければなりません。トレンドに上手に乗ったポジションの場合は、トレーリングストップ方式を用いても良いでしょう。

相場のチャンスは滅多に起こらない

たとえ1年中トレードしたとしても、相場のチャンスなんて滅多に起こるモノではありません。つまり、チャートを監視して、ずっと閲覧していたとしても、簡単な場面というのは、そんなに発生しないのが現状です。

むしろ、マーケットというのは海外投資家や大口のヘッジファンドのディーラー達の、巧妙な罠や仕掛けなどでいっぱいです。私たち、個人投資家たちは、つねに緊張感をもって、落とし穴にハマらないように心がけなければなりません。

1度でも落とされると、蟻地獄のように負のスパイラルから、抜け出せなくなるケースが高いです。これは、決して大げさに言ってるのではなく、現実に起こり得る出来事なんです。

なので、チャンスが来るまで待つか?それとも、自分が得意とする場面に遭遇するまで、我慢するか?どちらかです。

デイトレードの強みは何かを理解する

個人によっては、トレードスタイルは人によって異なります。デイトレード、スイングトレード、ロングトレードのように、時間軸だって違うわけです。

デイトレードの場合は、トレード回数が圧倒的に多いです。場合によっては、1日に数回以上のスキャルピング売買をするかもしれません。

20円~50円程度の利幅を取っていきながら、どんどん積み重ねる事ができれば、月に250円~400円以上の利益が見込まれるかもしれません。

とても魅力的であります。しかし、実際にデイトレーダーとして活動したい場合、とても厳格な規律と、細かいルール設定をしなければなりません。

プロトレーダーであっても、スキャルピング売買は難しいのです。そこに、敢えて挑戦する必要があるのでしょうか?

もしも、短期トレーダーとして活躍したい場合は、指数先物の市場ではなく、FX為替取引の方が理想的なんです。市場規模が大きいため価格が流動的であり、取引時間帯も長いからです。

トレード回数を減らしても利益は向上できる

ちなみに、指数先物の市場で投資を考えるのであれば、約1か月~3ヵ月未満で決済するような、スイングトレードが理想的です。

1日に数回もトレードするというようなスタイルではなく、チャートをじっくりと観察して、チャンスをじっと我慢して、ひたすら待つスタイルです。

人によっては、時間軸が長すぎるためにじれったく感じてしまい、投資スタイルが合わない場合もあります。その場合は、けっして無理する必要はないでしょう。

なによりもまず、自分に合った「独自の手法」を見つけだすことが先決です。この重要な部分を確立する事ができれば、あとはトレードで実践するだけなんです。