どんな時期であろうとマーケットは、短期的に下落の局面が見られる時期があります。それにともなって、日経225先物においても、釣られながら下落するのが当然です。
ただし「株価は短期的に下落する」けれど、再び自律反発上昇して行く。ということを、頭の片隅に入れておきましょう。短期的な下落の局面が発生すると、その先もずっと、「売り」急いでしまって、今回のような上昇に対して踏みあげられてしまうとか。
例えば海外投資家が売りトレンドに参加している時期
確かに、下落の局面の時期。え?まさかこんな価格になるなんて?という状況になるのが売りトレンドの怖さです。それではこの売りトレンドに参加できたトレーダーとはどういう方なんでしょうか?
それは海外投資家や大手ディーラーの方たちでしょう。かれらはいつも個人投資家とは反対のポジションを持っているのでしょう。
つまり弱気派の意見を尊重してトレードしているということです。大衆が傾けているトレンド方向には興味がないのでしょう。
ましてやニュースや新聞などが、楽観的な情報ばかりを流出している時なんかは注意です。チャンスを狙っては虎視眈々と売り建玉を仕込んでいるのでしょうね。
下落トレンドで利益を得られるかどうか?
売りは買いの反対だから、逆に考えてエントリーすれば良い!という発想はかなり危険です。理論的には間違いではない。しかし、「買い」トレンドと「売り」トレンドでは、勢いや売買スピード速度が違うのです。
・買いはじっくり緩やかに上昇して行くケースが多い
・売りはいつの間に加速し下落して行くケースが多い
2つのトレンドはまったく違う働き方をします。だから相場は難しいのです。さらに停滞相場が続いた状況からトレンドが出やすいので、難易度はMAX状態になります。
すでに相場は簡単ではないという事は理解していらっしゃいますか?そう思っていなければ、かなり危険な判断をしかねません。今後は難局を示すトレードに巻き込まれてしまうでしょう。
短期的な下落の局面においては押し目買い準備しておく
ちなみに、株価は上昇し続けるということはありません。つまり、短期的に下落してしまい崩壊する場面は見られます。しかし、その後は自律反発上昇して行くわけです。長い年月をかけて、相場はその繰り返しを続けているだけなのです。
常にトレードに対して、真剣に取り組むことは大切です。そのために記録をつけることも必要です。相場の癖が理解できるようになると、それに対応する相場力が養われていきます。
しかし常識的な動きが通用しないのも相場の世界です。そのためにしっかりと、利食いライン&損切りラインを決めてからエントリーしましょう。