日本市場は利益確定売りの時期が到来するのか?

日経225先物投資のUTA「@Twitter」です。

昨日 日経平均株価の終値・31233円。

25日移動平均線の終値ベース・29636円。

移動平均線の乖離率は5.3%。

日経平均株価の終値・25MAと乖離率「5日間」

日経平均株価 終値ベース 25MAの位置 乖離率(%)
05/22(月) 31086円 29149 6.6%
05/23(火) 30957円 29261 5.8%
05/24(水) 30682円 29349 4.5%
05/25(木) 30801円 29440 4.6%
05/26(金) 30916円 29530 4.6%

投資家別の売買動向「買い越し・売り越し」金額

日付 個人投資家 海外投資家
04月・第1週目 2103億 6796億
04月・第2週目 ー4230億 10494億
04月・第3週目 ー2577億 2760億
04月・第4週目 ー1049億 1458億
05月・第1週目 ー2815億 1602億
05月・第2週目 ー3054億 5658億
05月・第3週目 ー9273億 7476億

海外投資家は、8週連続して「買い越し」。

逆に、個人投資家は5週連続して「売り越し」となっております。

5月・第3週目において29500円⇒31000円辺りまで

価格が上昇した時、最も「売り越し」を検討したのが個人投資家です。

要するに、【海外投資家】対【個人投資家】の反対売買が成立しているという事なのでしょう。海外投資家が「買い」検討している場面では、個人投資家は「売り」検討しています。

日本市場はどうなっていくのか

今週、日経225先物レンジ予想。

30800~31850円辺り。

※上限はバブル崩壊後以来の高値に入るため未知数となります。

今週、重要な指標は控えていません。

国内における日本市場について

日本市場において、当面31000円を超えたことで上値抜けトライが容易となっています。要するに、高値を更新するための圧力が少なくても、あっさりと上昇していくという事。さらに、個人投資家の売り方は限界を超えてロスカットされています。

ここからは、海外投資家たちによる「買い越し」によって上昇していきます。つまり、純粋な上昇という事です。そして、わずか数分間という間隔で価格は100円以上変動する可能性があるので、新規建玉をホールドする場合は、十分に注意が必要という事なのでしょう。

米国市場はどうなっていくのか

米国、主要指数のレンジ予想。

NYダウ平均株価、32600~33500ドル辺り。

原油価格、1バレル67~78ドル辺り。

恐怖指数、VIX15~21辺りが意識される。

今週、特に重要な指標は控えていません。

米国市場において、高値を更新しているわけではありませんが堅調に推移している様子が伺えます。むしろ、日本市場が主導で上昇しています。しばらく海外投資家は「日本市場」の銘柄を買い物色としてターゲットにしているという事なのでしょう。

為替市場はどうなっていくのか

為替ドル円のレンジ予想。

今週、137.50~144.50円辺り。

約7.0円(700pips)程度のレンジを想定。

為替市場において、直近の高安値(127円~150円辺り)。

再び、6か月ぶりとなる140円「円安」進行しています。

昨年においては、イレギュラー相場となり150円を超える場面が見られました。では再び150円を目指していくのか。それは、可能性としては低いと考えています。理由として、昨年において日銀による「為替介入」が実行されたということ。

日銀は、過去最大級の合計額としては2022年9月~11月の2か月間。およそ9兆円規模の為替介入を行いました。そう考えると、145円~150円のレンジにはレジスタンス抵抗線があるという事なのでしょう。

さらに、有名なFX投資の個人投資家たちは、この時期において全滅的な収益を報告しておりました。要するに、FX投資は利益幅は莫大だけど、損失になれば逆の試練が待っているという事なのでしょう。

本日、早朝の相場観

さて、日本市場は利益確定売りの時期が到来するのでしょうか?

今のところ、国内における主要な大型株は堅調に推移しています。

例えば、日本の5大商社。

伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅などの株価は、揃って年初来高値を更新しています。それどころか、上場来高値を更新しております。

ちなみに、この5大商社を2020年8月の時点で5%保有していたのが「ウォーレンバフェット」の投資会社バークシャー・ハサウェイです。要するに、株式投資においては、どんなプロでも1年以上の保有が条件となるという事なのでしょう。

さらに全体的な背景も考えて、好材料が出揃っています。

このタイミングを考えると、そろそろ「利益確定売り」が発生してもおかしくないような相場となっています。それは、日経225先物においても同じことが言えます。

ただし、中期的な目線としては「買い」トレンド継続中です。その中で、短期的な「売り」場面には注意が必要です。

まずは本日、日経225先物の相場を観測する予定です。

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