現在の価格が高い状態なのか?安い状態なのか?気になるところです

現状のマーケットを把握する時に、現在の価格が高い状態なのか?安い状態なのか?気になるところです。例えば、株式投資であれば、PERから算出して割高・割安を計算する方法があります。しかし、指数先物市場にはそのような計算方法はありません。

仮に、価格の買い時と売り時が分かる事ができれば、どんなに安心することができるでしょうか?そのために、メディアや証券アナリストが発言するコメントに、注意深く耳を傾けるかもしれません。

しかし、実際にトレードする場合には、価格の価値を判断する必要があるのでしょうか?今日は「買い時」であるかもしれないが、明日は「売り時」になるかも知れないのに。

つまり、現状の価格さえ把握していれば、割高なのか割安なのか。それはあまり気にする必要はないということでしょう。それは、天井や大底を当てるような行為と似ております。

上昇トレンド、下落トレンド、そして保ち合い相場が続くかどうかを判断する時に、価格の価値がどうであろうと、あまり関係がないのかもしれません。

指数先物の市場は、基本的に長期的な投資ではなく、スイングトレードに向いております。なので、60分後の価格がどうなっているのか?明日の価格がどうなっているのか?

などの、直近の価格を気にすることはあっても、6ヵ月後、1年後の価格がどうなっているのかを気にする必要はないということでしょう。

どうやったら利益を上げられるのかを考えている

トレーダーであれば、どのようにして利益を積み重ねていくことができるか?常に考えているはずです。そのために、空いた時間を使って、データのバックテストをおこなったり、価格をテクニカル分析にかけて検証したりします。

過去のデータを確認して研究する事が、今後の成果に結びつくかどうかはわかりません。しかし、少なからず、これからどうなっていくのか?という「推測力」が身に付くのは間違いありません。

自分自身で、価格を研究することによって、受動的ではなく、自ら行動するようになるわけです。そうなれば、自分のデータを信頼することができるようになり、メディアや新聞などの意見が、ノイズに変わってしまい、シャットアウトできるようになります。

つまり、弱気派の体制を尊重するようになるということです。ここからが、トレーダーとしての真骨頂という事になります。

指数先物の世界で利益を上げる事ができるのは、常に少数派の意見を尊重している人たちです。その中に入って、行動する事ができれば、違った視点で価格を判断できるようになるでしょう。

現在進行形の価格だけに注視する

将来の価格に対して、値段がお買い得なのかどうかを把握するのではなく、現在の価格がどうなっていくのかどうかだけ、ターゲットを絞り込んだ方が良いでしょう。

これからどのように変動していくのかは分かりません。それを毎回当てる事ができれば、誰でも億万長者になっております。

トレーダーというのは、つねにチャートの右端に立ってエントリーしなければならないのです。つまり、自分自身が先頭を切らなければ、成功の道は開けないということです。