個人投資家としてトレードする目的は、お金を儲けるためです。これは当然のことであり、最終的な目標設定としては、とても大切であります。
資産運用のために指数先物をはじめて、銀行や投資信託などの利回り以上に回収できれば、どんなにモチベーションが向上されて、やりがいのある投資といえるでしょう。
ただし、現状はどうでしょうか?
資産のために、コツコツ増やすということを目標にしていたのにもかかわらず、マーケットの罠や仕掛けにハマってしまい、どんどん資金が減っている投資家が多いのではないでしょうか?
なぜこのような出来事が起こるのでしょうか?
それは、お金を儲けたいという欲望を、マーケットに対して、直接的に反映させてしまっているからでしょう。利益を積み重ねる為には、独自トレードの手法や、リスク回避するための資金管理、そして厳格なルールや規律を守って、マーケットに参加しなければならないのです。
この間接的な作業を怠ってしまった場合。いつまで経っても目標には到達できません。
それどころか、どんどん資産が減ってしまい、最終的には証券会社から、追証の通知メールが来てしまったなんてことにもなり兼ねません。
まずはルールを作ることが大切である
まず第一に、どれくらいの利回りを期待しているのか?とか、毎月いくらくらい儲けたいのか?というような、直接的な目標を設定するのではなく、間接的な目標を作り上げることが大切です。
それは、自分自身が設定した「売買ルール」のことを指します。そのためには、過去のチャートを振り返って、テクニカル分析をかけながらバックテストするという、地道な作業も必要になるでしょう。
そして、利食いラインをどの辺りに設定するのか?とか、損切りラインをどの辺りに設定するのか?など、さまざまな検証を繰り返しながら工夫をしなければなりません。
そして、一度設定したら、ある程度の期間において試す必要があります。そこで、すぐに改良を加えなければならないような売買ルールでは、信ぴょう性に欠けます。
自分自身が納得するまで、試行錯誤を繰り返して、変更するところがない程度まで仕上げなければならないのです。そうしなければ、せっかく作り上げたルールなんて、簡単に守らなくなってしまうからです。
ルールを守らなければ厳格に罰を与える
もしも、自分自身が設定したルールを守らなければ、トレードする資格など無いかもしれません。それくらい、大きな間違いを犯しているということに気づかなければなりません。
指数先物の世界は、とても熾烈なマーケットであります。パソコンに張り付いてトレードしていると気づかないかもしれませんが、同じ市場にゴールドマンサックス証券やクレディスイス証券の、優秀な「AI」先物トレーダーたちも参加していることを忘れてはいけません。
外敵から自分の身を守るためには、ルールを作ることが必要不可欠なのであります。その効果は、必ず発揮するときがくるでしょう。