価格は常に動き続けています。ただし、たまに動かない時期もあります。どのような理由があるのかは分かりませんが、変則的な動きをするのがマーケットであるということです。
現在の価格が上昇トレンドである場合は、
「買い」を建てる事によって順張りで従えばよいわけです。
現在の価格が下落トレンドである場合は、
「売り」を建てる事によって順張りで従えばよいわけです。
もしも保ち合い相場であるならば、デイトレ思考「逆張り」にシフトしなければなりません。とても忙しく対応する必要があるのです。
このように、各トレンドによって「強さ」があるわけです。その強さに対して自分自身のスタイルを変更させなければなりません。つまり臨機応変な対応が必要であるということです。
マーケットは保ち合い相場が続くケースが高い
先物指数においても共通する事なのですが、だいたいの場合は保ち合い相場が続きます。上昇し続ける相場はありませんし、下落し続ける相場もありません。
ある一定のレンジ内に収まるということです。その中で上下の動きを繰り返して、出来高を集中させます。
そして時期が来れば新しいトレンドになっていくわけです。それがいつになるのか分かりません。保ち合い相場が数日間で終わりを迎えるのか?それとも数か月間かかるかもしれません。
つねにマーケットに対して気を配りながら対応していかなければならないのです。東京セッションにしても、ロンドンセッションにしても、ニューヨークセッションにしても同じことが言えます。
上昇トレンドはいつまで続くのか?
いったん価格が保ち合い相場を上抜けしたら、一気に加速する可能性が高いです。なぜなら、今まで同じ価格帯で出来高を集中させていたので、こんどは新しい価格帯として動き始めるからです。
上昇トレンドはどんどん高値を更新していき、直近の安値を下回ることなく上昇して行きます。このような場面で「売り」を建ててしまうと、踏みあげられて損切りを迫られる事でしょう。
けっして価格に逆らうことなく、素直に「買い」を建てればよいわけです。そしてキリの良い場面がくるまでホールドするというキープ力が必要になります。
下落トレンドはいつまで続くのか?
下落トレンドに関しても同じことが言えます。いったん価格が保ち合い相場から下抜けしたら、急降下する可能性が高いのです。
下落トレンドはどんどん安値を更新していき、直近の高値を上回ることなく下落してきます。もしもトレンドに逆らって「買い」を建ててしまうと、高値掴みになってしまうかもしれません。
下落するときのスピードはとても早いということです。つまり素直に「売り」を建てて対応すれば良いということです。
そこからどれくらい下落するのかは分かりませんが、ある程度の期間はホールドして、マーケットの様子をみる必要があります。
保ち合い相場はとても難しい状況である
価格が、ある一定の位置から動かないような状況がとても難しいのです。上昇すると見せかけてレジスタンスラインにて返される。下落すると見せかけてサポートラインで反発上昇する。
保ち合い相場では「逆張り」的な発想が必要なのです。
これが、トレードを難しくさせている理由なのでしょう。スイングトレーダーからすれば困惑してしまう場面なのです。つねに価格を追って売買していては、とても疲れてしまいます。そして、実際にはついて行けないような独特なリズムで動き続けます。
このように、トレンドによって戦略を変更しなければなりません。自分のやりたいような売買をしていては、いつまで経っても儲けられないということです。つねにマーケットに向き合って、価格に逆らうことなくお付き合いしなければならないということです。