将来の価格がどれくらいになっているのかを予想することは難しい

将来の価格がどれくらいになっているのかを予想することは難しいです。そして毎回の価格を当てるという事は不可能かもしれません。例えば、一度の予想を当てる事ができたとしても、次回の価格を当てる事は恐らく出来ないでしょう。

もちろん将来の価格が、どのような方向へ向かっているのかを考える事は必要なのかもしれません。テクニカル分析を使って「買い時」なのか「売り時」なのかを判別したくなります。

将来の価格がいくらになっているのかを理解しなければ、不安になるというのは当然であります。というよりも、指数先物へ投資する以上は「不安」を解決することはできないでしょう。

大切なのは「現在の価格」に対して、どのようなポジションを建てればよいのか?それだけを判断して、投資に望めばよいことなのです。

建玉をホールドして利益が伸びるかどうかを判断する

現在の価格に対して「買い」なのか「売り」なのかというポジションを決めます。そこから建玉量を考えてホールドしていきます。

もしも建玉が同じ方向へ進んだ場合は、じっくりと時間をかけてポジションをホールドする努力をするわけです。

しかし逆の方向へ進んだ場合は、どの辺りでポジションを手放すのかについて考えなければなりません。

つまり、現状の価格に対して、「今回はどのように仕掛ければよいのか?」判断すれば良いのです。つまりトレードというのは、基本的にその時の状況によって違うということなのです。

いくつものトレードパターンを用意しておく

毎回トレード方法が違うということは、数千通りのトレード方法が必要なのか?というわけではありません。自分が得意とするパターンになるまで待てばよいということです。

基本的なトレード方法というのは、だれでも持っているはずです。そこから、臨機応変に対応できるような二次的トレード方法が必要であるということです。

その二次的なトレード方法というのも、せいぜい5~10個程度持っていれば充分でしょう。マーケットの世界では、いつも突発的な出来事に対応しなければなりません。

平常心でトレードできるような場面など滅多にありません。むしろそのような時があったとしても、誰もが参加する事になり、利益が薄いというのが目に見えております。

大切なのは資金管理を徹底すること

あと建玉量によっても、どれだけの余力を残しているのかも違ってきます。そして、デイトレードなのか?スイングトレードなのかによっても変わってくるでしょう。

トレード方法に磨きをかけることは大切であります。それと同じくらい大切なのは資金管理においてです。

日常的なことに例えると「生活費」ということになります。どれだけの収入から、どれだけ生活費に回せばよいのか?どのような内訳をすればよいのかを考えるはずです。

トレードでも同じことが言えます。どれくらいの資金を指数先物に割り当てて、1回のリスク管理をどれくらいの範囲に収めなければならいなのかを決めておく必要があります。

この部分が曖昧である個人投資家があまりにも多いのが現状です。ほとんどの投資家が利益優先に考えてしまい、リスク管理のことを手薄にしてしまうのです。

自分にトレード規律を与えること

どのような方法でトレードするのかは本人の自由であります。しかし、自由なトレードによって、どれだけ利益を上げられるのかは別の話になります。

基本的に、トレードというのは1人で実行するモノです。つまり、新規建玉から決済方法までを一元管理しなければならないのです。

もしも曖昧な方法で投資に望んでしまうと「迷い」が生じてしまいます。それは致命的な出来事になり兼ねません。

マーケットの世界は、一歩踏み入れればそこは戦場です。もしも、トレード中に不都合な出来事があった場合は対応できるのは本人だけです。だれも助けてはくれません。

なのでより厳格に自分自身を監視しなければなりません。そして、規律のあるトレードを目指していかなければなりません。

そうしなければ、いつまで経っても利益なんて改善されていかないでしょう。海外投資家たちの利食いターゲットにされない為にも、自分のルールを厳格にすることが大切であります。