日経225先物投資のUTA「@Twitter」です。
昨日 日経平均株価の終値・33370円。
25日移動平均線の終値ベース・31677円。
移動平均線の乖離率は5.3%。
日経平均株価・25MA&乖離率・5日間
日経平均株価 | 終値ベース | 25MAの位置 | 乖離率(%) |
06/12(月) | 32434円 | 30854 | 5.1% |
06/13(火) | 33018円 | 31005 | 6.4% |
06/14(水) | 33502円 | 31181 | 7.4% |
06/15(木) | 33485円 | 31355 | 6.7% |
06/16(金) | 33706円 | 31528 | 6.9% |
投資家別の売買動向「買い越し・売り越し」金額
日付 | 個人投資家 | 海外投資家 |
04月・第2週目 | ー4230億 | 10494億 |
04月・第3週目 | ー2577億 | 2760億 |
04月・第4週目 | ー1049億 | 1458億 |
05月・第1週目 | ー2815億 | 1602億 |
05月・第2週目 | ー3054億 | 5658億 |
05月・第3週目 | ー9273億 | 7476億 |
05月・第4週目 | ー442億 | 3816億 |
05月・第5週目 | 388億 | 5352億 |
06月・第1週目 | ー4819億 | 9854億 |
海外投資家は、2か月以上連続して「買い越し」。
要するに、このような上昇トレンドの相場を形成したという事なのでしょう。
一方、個人投資家はふたたび「売り越し」となっております。
確かに、高値圏になると「警戒感」として下落が示唆されます。しかし、現状の相場は「イレギュラー相場」に発展しているので、テクニカル分析は通用しないという事なのでしょう。個人投資家は、いつも海外投資家の仕掛けに惑わされて、後手番に回ってしまうのです。
日本市場はどうなっていくのか
今週、日経225先物レンジ予想。
33100~34000円辺り・上限を超えると未知数。
日本市場において、とにかくバブル崩壊後の高値更新が継続しています。要するに、いままでにない「前代未聞」の相場に発展しているという事なのでしょう。こういう時期は、とにかくテクニカル分析が当てはまりません。
要するに、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、ストキャスティクスなど。全ての数値が「異常値」となっており、価格が数値の分析に追いついていないケースが高いのです。
その背景には、海外投資家による「買い」圧力があるということなのでしょう。とにかく、資金面が豊富にあるので、価格の値動きを動かすことだって難しくないという事です。ただし、海外投資家であっても、どこかの場面で「利益確定」させなければなりません。
今週中に、いったん「一服」するのかどうか。その見極めが必要なので注意深く観測する予定です。
米国市場はどうなっていくのか
米国、主要指数のレンジ予想。
NYダウ平均株価、33600~34600ドル辺り。
ナスダック総合指数、13100~14100ポイント辺り。
S&P500指数、4250~4550ポイント辺り。
米国市場において、3つの主要な指数が堅調に推移しています。
今週、特に重要な指標は控えていません。
米国市場において、ふたたび上昇トレンドが継続しています。FBR政策金利の発表が通過して、市場の予想通り5.25%。とくに不安要素が見当たらない為、このまま堅調に推移していくという事なのでしょう。
為替市場はどうなっていくのか
為替ドル円のレンジ予想。
今週、138.50~142.50円辺り。
約4.0円(400pips)程度のレンジを想定。
為替市場において、直近の高安値(127円~150円辺り)。
再び、6か月ぶりとなる142円台「円安」進行しています。
昨年、イレギュラー相場となり150円を超える場面が見られました。それでは、ふたたび150円を目指していくのか。それは、可能性としては低いと考えています。理由として、日銀による「為替介入」が実行されたということ。
日銀は、過去最大級の合計額として2022年9月~11月の2か月間。およそ9兆円規模の為替介入を行いました。そう考えると、145円~150円の間には強いレジスタンス抵抗線があるという事なのでしょう。
さらに、有名なFX投資の個人投資家たちは、この時期において全滅的な収益を報告しておりました。要するに、FX投資は利益幅は莫大だけど、損失になれば逆の試練が待っているという事なのでしょう。
本日、早朝の相場観
さて、日本市場において個人投資家は「真逆」の方向へ進んでしまっている。つまり、上昇トレンドが継続している時に限って「売り」仕掛けてしまったり、逆に下落トレンドが発生する時に限って「買い」仕掛けてしまうのです。
実は、これは10年前も15年前の時代もパターンは変わっていません。
常に、個人投資家は「仕掛け」や「罠」にハマってしまうのです。
それは、投資家主体別の売買動向を見れば一目瞭然です。
実際に、この2か月間において国内マーケットは上昇していきました。この時、2か月間連続で買い越ししていたのが海外投資家になります。逆に、ほぼ売り越ししていたのが個人投資家です。
要するに、高値圏になると「天井」であると判断してしまい、「売り」急いでしまうという事。ちなみに、価格が下落する時のスピードは素早いです。もしも、このスピードにのる事ができれば、短期間で利益を追求できるわけです。
恐らく、それが狙いとして「売り」に賭けてしまうのでしょう。
しかし、実際はどうでしょうか?
いざ「売り」急いでしまうと高確率で踏みあげられてしまう。これでは、いくら資金があっても足りません。では、どうすれば良いのでしょうか?
こういう「イレギュラーな相場」の時。
いつもと違うトレンドが発生しているのでテクニカル分析が通用しません。だから、ここは、思い切って「買い」絞ることが大切です。しかし、高値で「買い」検討すると、方向性が合っているのにもかかわらずロスカットされてしまいます。
だから、短期的に下落した場面では「押し目買い」。
ずばり、この戦略がもっとも有効的であるということは覚えてください。ただし、そろそろ33000円~34500円のゾーン。この価格帯でストップしてしまうと、当面の高値圏が確定しそうな気配となっております。
まずは、本日の相場を観測する予定です。