実際はテクニカル分析というのは教科書通りにいかない

日経225先物トレードする時に、テクニカル分析といっても種類はたくさんあります。例えば、複数の組み合わせを考えると、ほぼ無限大に広がります。

ならば、どのテクニカル指標を使って、トレードすれば良いのか?ちなみに、最も有名なテクニカル分析に用いられるのが、トレンド系指標の「移動平均線」でしょう。

・移動平均線5MAが25MAを上抜けたら上昇トレンドと判断して

⇒買いサイン=ゴールデンクロス

・移動平均線5MAが25MAを下抜けたら下降トレンドと判断して

⇒売りサイン=デットクロス

その次に用いられているテクニカル指標がボリンジャーバンドになります。一般的にトレンド系指標だが、オシレーター系として使用する事が多いです。

株価が+2σを上抜けたら売りサイン。もしくは、

⇒トレンド系に使用している方は買いサイン

株価が-2σを下抜けたら買いサイン。もしくは、

⇒トレンド系に使用している方は売りサイン

しかし実際はテクニカルは教科書通りにいかない

この様にテクニカル指標を用いてサインが出れば、そのとおりに売買すれば良いのか? しかし、実際はそうではないですよね?

移動平均線にしても、ゴールデンクロスしたからといって確実に上昇するとは限らないし、デットクロスしたからといって確実に下落するわけでもありません。

ボリンジャーバンドにしても、使い方をオシレーター系として使用しているのか?トレンド系として使用しているのか?それによっても判断が違うと思います。

実はどれも正解なんですが、結果として正解だったかどうかは別の話になります。

つまり、教科書のテクニカル指標通りにトレードしては、恐らく機能しないケースの方が多いでしょう。逆手にとって逆方向のトレードしても、恐らく機能しないケースの方が多いでしょう。

ダウ平均株価、ナスダック平均株価、為替の外部要因でトレード中に株価が動いたとしても、トレードというのはあくまで結果論なんです。

あくまでテクニカル指標は参考程度にしておく

つまり、動いた要因を聞いた時にトレードしても結果的に遅いのです。では、どうすればいいのか?テクニカル指標を使っているのなら、あくまでも参考程度に考えていると良いでしょう。

・先物市場が始まる 08時45分
・午前と午後の境目 12時30分
・流れを最後に造る 14時00分

この時間帯を意識して、特に「売り時」と「買い時」を見極めています。

え?こんなにシンプルに考えてトレードしているの?

そうです。トレードは難しく考え過ぎない事です。

そして始値は、そもそも指標となる判断が難しいのです。なので利益確定の決済をする事はあっても、エントリーする事はほとんどありません。

ちなみに午前中と午後の取引方法は違いますし、ナイトセッションだって取引方法も変えています。相場の動きというのは日々違うわけですから、それに応じた柔軟な対応が必要というわけです。

自分のトレード戦略を開発することが重要です

トレードというのは、ある戦略で「収益化」することができれば正解という事です。

そのためには、自分自身で検証と研究を繰り返して「独自のトレード手法」を開発することが重要です。さらに、ある程度の「時間」と「労力」が必要になります。

もしくは、すでに収益化している戦略をマネするとか。

とにかく、いつになったら成功する事ができるのか。それは、相場の世界では分かりません。例えば、どんなに時間をかけたからといって、毎月の収支が安定するわけではありません。

逆に、時間をかけなくても「センス」がある個人投資家だったら、すぐに利益を追求する事ができます。そうではあっても、投資の参加者においては、前者の方が圧倒的に多いわけですから、じっくりと焦らずにトレード戦略に磨きをかけることをおすすめします。