自分自身の最強戦略は「損切り」マスターすることに尽きます

さて、ふたたび「損切り」の重要性について考えていきましょう。

多くの個人投資家は、「損切り」することを躊躇ってしまうんです。

だからこそ、事前の準備が必要になります。

・損切りは、売買する前に位置を設定するべきである。
・利食いも、売買する前に位置を設定するべきである。

要するに、あらかじめ設定の準備をする必要があります。

例えば、新規エントリーしたあと、「損切り」と「利食い」をどうするか?など考えていては、相場についていけません。その後の分析というのは時間がかかるし、そう簡単には解決できません。

何よりも、「心理的なストレス」になるため、必ず順序を守る事が大切です。しっかりと、戦略的なトレードを目指すのであれば、「心理的な負担」は軽減すべきという事です。

よくある「パターン」でうまくいかない

よくあるパターンとして、
利食いは決まっているが、
損切りを決めていない事。

まったく心の準備が出来ていません。
これが後々、損失を膨らませる事故になります。

もしかしたら、事故どころではなく退場させられるかもしれません。
損切りは、次のトレードに進むための必須条件なんです。

大損失にならないために、
損切りラインを設定する。

ちなみに利食いは、
50円になったら利食いしようとか、
100円になったら利食いとか、
区切りのいいところで利食いを考えてよいでしょう。

相場の流れの中で、利食いの値をだいたいで決定するんです。

寄り付き⇒大引けの「大陽線」と「大陰線」に惑わされない

寄り付きから上昇して引けにかけて終わる大陽線。
寄り付きから下落して引けにかけて終わる大陰線。
このような出来事はメンタル的にもかなりのインパクトを与えます。

しかし、これを狙ってはいけません。
これは日中のチャートを終えてから、
明らかになるため結果論に過ぎない。

確かに、寄り付きから「順張り」して、1度も下がらず「上がらず」引けで決済。
すべて利益が取れたら100%の状態です。
こんな事ができれば、どんなに最高でしょうか?

しかし、現実にはそんな甘い相場は何度も起こりません。
逆に、一度このポジションにハマってしまうと、
いずれ抜けなくなり、今まで得た収益さえも、
全て失ってしまう破滅的トレーダーに変わってしまうのです。

損切りの代償を考える

損切りは、支持線や抵抗線で設定すると、
早々と代償を支払う可能性がある。

もし損切りラインを設定する場合、
支持線や抵抗線を避けて設定すべきである。

え??ここに損切りライン置くのか?
そう思う位置にあえてに置く事をおすすめします。

そして日々の記録を日記にします。
なぜ日記をつけるのか?

それは、しばらく経った後に
自分の過去のトレードに目を向けることができるからである。
それによって、さらに現在のトレードと比較して再評価することができるからです。

大損をすればするほど、取り戻そうと「欲」をかきたてる。
精神衛生的にもよくないし、思わぬ方向に自分が動いてしまう。

利食いの場合は、未確定でも良い。
少しでも伸ばす努力をすることです。

しかし停滞しているのであれば、潔く手仕舞いをする。
伸びている最中ならば、伸ばす努力をする。

停滞しているのであれば、伸びるだろうと言う希望を、
自分の心の中からぬぐい去る。

相場は、時間を長く使えば使うほど、
リスクも拡大していく傾向にあります。

デイトレードの難しさを考える

デイトレードというものは、
日中の間で売買を繰り返し、手仕舞いしているので、
リスクが軽減されやすいです。その代り「リターン」も小さいです。

だから、コツコツと積み重ねる必要がありますね?

その時に、独自の手法をお持ちであれば、
後は、その手法を繰り返し売買すれば、
利益は積み重ねる事が出来るのです。

ただし、デイトレード手法は難しいです。短い時間軸を使ってトレードするのでリスクは回避するかも知れません。その代わり、トレード戦略を緻密に設計しなければなりません。だから、デイトレード手法は「プロ向きの戦略」なんです。

毎日コツコツをトレードに磨きをかける事が大切です

とにかく、毎日のトレード記録を付けて自分を客観的に分析することが大切です。そして、日々のトレードに磨きをかけることが大切です。この積み重ねが生きてくるようになります。

それでは、いつになったら生きて来るのか。正確な答えは分かりません。やはり、初心者トレーダーから脱出する為には、最低でも1000時間は必要でしょう。1日8時間なら25日間で200時間。1ヶ月200時間なら5か月で1000時間になります。

まず、初心者トレーダーを脱出⇒利益を追求するトレーダーへ生まれ変わる。どんな世界においても「下積み」の時間は必要になります。特に、相場の世界においては重要であるという事なのでしょう。